皆さん、こんちは。
トム・サリバン氏担当のSFX パートも終盤になってきました。
残すは、氏の担当と思われる物とボツ及びカットされたシーン等の解説検証となります。
さて、まずは「ヘンリエッタ」アニモデルについての検証。
「ヘンリエッタ」の担当は、リック・カティゾン氏となってますが、メイキング写真やカティゾン氏の証言等を確認したところ、最初に制作された「ヘンリエッタ」パペットのアーマチュアは、イリュージョン・エンジニアリング(ボブ・ミーズ氏)による制作物だと思われ、サリバン氏がアニメーションする予定だったと思います。
アッシュVSヘンリエッタ イリュージョン・エンジニアリングによるアーマチュアアーマチュア写真のベースと彫刻家のマイク・トァセック氏が「ヘンリエッタ」の粘土原型を彫刻している写真のベースとを見比べると同じ形に見えます。(丸いベース)
彫刻家のマイク・トァセック氏による粘土原型メイキングでのカティゾン氏インタビューで、プロデューサー(ロブ・タパート氏)が、「ヘンリエッタのパペットの首がライブアクション用より短い」と指摘した事で、カティゾン氏が再度マイク・トァセック氏に頼んで首部分の延長修正をした事を述べており、カティゾン氏によるアーマチュアも首部分が延長され、長くなってます。
カティゾン氏によるアーマチュアとヘンリエッタ粘土原型これは、スペシャルメイク担当のマーク・ショーストロム氏 がアニモデルを確認せずに1/1のヘンリエッタの首を制作してしまった事によるトラブルでアニモデルを修正する事になった事例です。
写真から首がかなり長い事が確認できます。
もうひとつは、サム・ライミ監督が演じる予定だった死霊になったスコットのコマ撮りシーン。
監督がスコットを演じる予定だった事自体、疑問ですが、このシーンの為にサリバン氏は、死霊スコットのコマ撮り用バストモデルを制作。
腕以外の顔や体部分はレジン製(プラスチック)で動きませんが、腕にボールジョイント、腰に木材によるヒンジジョイントのアーマチュアが仕込まれており、アニメートする予定だったと思われます。
しかし、監督のスケジュールが厳しくてカット。(泣)
それでは、また次回もお楽しみに!
サイン中のサリバン氏
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