2021年2月28日日曜日
「死霊のはらわた2」コンビ:ブルース・キャンベル&テッド・ライミ: Bruce Campbell & Ted Raimi.
2021年2月26日金曜日
怪奇 ! コマ撮り短編フィルム: The Oldman and the Goblins !
2021年2月24日水曜日
ハリーハウゼンの「ウサギとカメ」: Harryhausen`s The Story of "The Tortoise &the Hare" !
皆さん、こんちは。
2002年に完成し、公開されていたハリーハウゼンの「ウサギとカメ」ですが、youtube に御披露目時のトークショーと完成動画がアップされてましたので、御紹介。
この作品は、ハリーハウゼンの6本目の「フェアリーテールシリーズ」となる予定でしたが、映画の仕事が入って忙しくなり、未完成のままお蔵入りだったのです。ハリーハウゼンは、この未完作品の事が心残りで、その事を友人に話してたらしく、その友人から話を聞いたマーク・カバレロ氏とシェイマス・ウォルシュ氏
という二人のアニメーターが、ハリーハウゼンに作品を完成させる為のサポートを申し出たのです。
マーク・カバレロ氏とシェイマス・ウォルシュ氏は、「ロボット・チキン」や「セレブリティ・デスマッチ」等で有名なアニメーター。
ハリーハウゼンが当時使用してた16mmカメラを貸してもらい、撮影を始めたそうですが、ハリーハウゼンが古いカメラを掃除したついでにカメラの中にシルバーカラーのスプレーペイントを吹いてしまい、使用不能。途中から35mmミッチェルカメラに交換して撮影続行。(汗)
人形も「ウサギ」は残ってたようですが、「カメ」は顔しか残ってなく、ボディを再制作。
撮影スタジオは、バーバンクの旧デビッド・アレン・プロダクションにて撮影。
その為かエンドクレジットのスペシャルテンクスにデビッド・アレン氏とアシスタントの
クリス・エンディコット氏2人の名前がクレジットされてます。
また、ナレーション担当がゲイリー・オーエンズ氏なのがナイス !
50年の時を経て完成した作品を観る事が出来たハリーハウゼンは、とても嬉しそう。まずは、トークショーの様子を動画から確認してみて。
ハリーハウゼンは、どこから再撮影されたのか教えないと言っておりますが、皆さんは分かりますか?良く確認してみて下さい。
2021年2月22日月曜日
2021年2月21日日曜日
アメージング・スタッフ!フロム 失われた大陸!コマ撮りSFX!:Amazing Stuff from"The Land of the Lost: Stop Motion Effects"
本日は、YouTube動画でビックリ!するコマ撮りSFX映像を発見!したので御紹介。
なんと、昔テレビで放送されてた"The Land of the Lost"(失われた大陸)のコマ撮りについてアニメートを担当したハリー・ウォルトン氏と今は亡きジーン・ウォーレンJr氏のインタビューですョ!
ハリー・ウォルトン氏へのインタビューでは、氏の経歴等も紹介され、とても興味深いです。特にインタビュー内で、氏がチャールズ・H ・シニア氏とハリーハウゼン氏から「タイタンの戦い」の為にアニメーターとして面接を受けていた事が判明し、ビックリ!
他にも氏所有の秘蔵写真等がレア過ぎてビックリ!
更に、まだ元気な頃のジーン・ウォーレンJr氏へのインタビューでは、"The Land of the Lost"(失われた大陸)時の撮影中のハプニングが面白く紹介されていて楽しく視聴。
それでは、「百聞は一見に如かず」なので、皆さんも動画から確認してみて!
2021年2月19日金曜日
第7回ですョ!SFX of 死霊のはらわた2 : SFX of Evil Dead 2 : Part 7
サリバン氏によるSFX 担当部分は、大体紹介しましたが、まだまだ紹介出来てないコマ撮りシーンがあるので続行です。
さて今回御紹介するのは、リック・カティゾン氏!
以前「クリープショー」で氏を紹介済ですが、「死霊2」担当部分について今回は解説。
氏担当「死霊2」コマ撮りシーンは、アッシュの「死霊の右手」と「ヘンリエッタ」ですね。まずは、死霊に取り憑かれたアッシュの「死霊の右手」 !
「クリープショー」でも切断右手を担当してた氏は、切断右手と縁がある様で、「死霊2」でも切断された「死霊の右手」をアニメート !
事前にライミ監督に「クリープショー」のカットされた右手コマ撮りを見せ、即採用。
「死霊の右手」の粘土原型メイキング写真が無いので、誰が彫刻を担当したのか分かりませんが、アーマチュアは、カティゾン氏が制作し、アニメートも担当。制作アニビジョン。
ミニチュアセットは、ジム・アラン氏という方が担当で、珍しいセッティング写真も見つかりましたので、御紹介。カカティゾン氏は「死霊の右手」がアッシュに「中指」を立てるカットもアニメートしたと語ってますが、「中指」の事に躊躇してアニメートが微妙になった為、そのカットは監督のお気に召さず、再撮版が採用。(泣)
余談ですが、ラリー・ラーソン氏の友人が「死霊の右手」のコマ撮りをラーソン氏も担当した部分があると言っておりますが、ハッキリした事は分かりませんし、右手に血管が浮き出てくるカットのアニメーションも誰が担当したのか分かりません。それでは、「アッシュVS死霊の右手」を確認してみて!2021年2月16日火曜日
第6回ですョ!SFX of 死霊のはらわた2 : SFX of Evil Dead 2 : Part 6
立て続けですが、トム・サリバン氏担当SFXの解説検証です。
本日は、アッシュの切断された右手の件とマット画の解説検証となります。
まずは、以前お伝えした切断右手の件ですが、気になる写真を見つけたので検証したいと思います。
ラリー・ラーソン氏がアッシュの右手のダミーをセッティングしている写真とサリバン氏によるボツになった切断右手の写真です。
サリバン氏による切断された右手は、使用されずボツになったと思ってましたが、このラーソン氏の写真からの推測では、撮影迄されてカットされたのかもしれませんね。(泣)「死霊2」のメイキング写真等を探してて、サリバン氏によるマット画制作画像を発見!
さらに、そのマット画撮影の為に35mmミッチェルカメラをセッティングしてるラリー・ラーソン氏のビハインドもありました!
オープニング用だったのか、異次元空間の為の物だったのか分かりませんが、劇中使用されてない様で、これも撮影迄されてボツになったのだと思います。(泣)
以上がサリバン氏(サリバン組)による「死霊のはらわた2」でのSFX担当パートだと思いますが、もしまた何か発見があれば、報告したいと思います。それでは、皆さん次回もお楽しみに!
2021年2月14日日曜日
ガンビー制作スタジオ:クローキープロダクション映像 / Clokey Productions-Home of Gumby and Pokey
2021年2月13日土曜日
2021年2月9日火曜日
第5回ですョ!SFX of 死霊のはらわた2 : SFX of Evil Dead 2 : Part 5 !
皆さん、こんちは。
トム・サリバン氏担当のSFX パートも終盤になってきました。
残すは、氏の担当と思われる物とボツ及びカットされたシーン等の解説検証となります。
さて、まずは「ヘンリエッタ」アニモデルについての検証。
「ヘンリエッタ」の担当は、リック・カティゾン氏となってますが、メイキング写真やカティゾン氏の証言等を確認したところ、最初に制作された「ヘンリエッタ」パペットのアーマチュアは、イリュージョン・エンジニアリング(ボブ・ミーズ氏)による制作物だと思われ、サリバン氏がアニメーションする予定だったと思います。
アッシュVSヘンリエッタ イリュージョン・エンジニアリングによるアーマチュアアーマチュア写真のベースと彫刻家のマイク・トァセック氏が「ヘンリエッタ」の粘土原型を彫刻している写真のベースとを見比べると同じ形に見えます。(丸いベース)
彫刻家のマイク・トァセック氏による粘土原型メイキングでのカティゾン氏インタビューで、プロデューサー(ロブ・タパート氏)が、「ヘンリエッタのパペットの首がライブアクション用より短い」と指摘した事で、カティゾン氏が再度マイク・トァセック氏に頼んで首部分の延長修正をした事を述べており、カティゾン氏によるアーマチュアも首部分が延長され、長くなってます。
カティゾン氏によるアーマチュアとヘンリエッタ粘土原型これは、スペシャルメイク担当のマーク・ショーストロム氏 がアニモデルを確認せずに1/1のヘンリエッタの首を制作してしまった事によるトラブルでアニモデルを修正する事になった事例です。
写真から首がかなり長い事が確認できます。
もうひとつは、サム・ライミ監督が演じる予定だった死霊になったスコットのコマ撮りシーン。
監督がスコットを演じる予定だった事自体、疑問ですが、このシーンの為にサリバン氏は、死霊スコットのコマ撮り用バストモデルを制作。
腕以外の顔や体部分はレジン製(プラスチック)で動きませんが、腕にボールジョイント、腰に木材によるヒンジジョイントのアーマチュアが仕込まれており、アニメートする予定だったと思われます。
しかし、監督のスケジュールが厳しくてカット。(泣)
それでは、また次回もお楽しみに!
サイン中のサリバン氏2021年2月7日日曜日
ゼイ・リブ TV日本語吹き替え版
2021年2月5日金曜日
2021年2月4日木曜日
追悼 : リチャード・グレゴリー氏: Rip: Model Maker Richard Gregory
「地球防衛軍テラホークス」について調べていたところ、パペットを制作したモデルメーカーのリチャード・グレゴリー氏が亡くなっていた事を知りました。
この場をかりて多くの人に夢と希望とエンターテイメントを提供したグレゴリー氏を追悼したいと思います。
イギリス生まれ
1954年7月24日~2019年2月7日
享年65歳
グレゴリー氏は、ちょっと変わった職歴の持ち主でした。
大学卒業後、建築保護会社に就職したが、短期間で自動車会社へ転職し、エンジニアとなる。
そこで塗装や部品修理等技術を学んだそうだ。
その後、映画業界で働く知人の紹介で、テレビや映画のプロップ等を制作する会社へ再度転職し、特殊プラスチックによる制作技術を学んだ。
そこを辞めてからテレビや映画業界でプロップや特殊造形等の仕事を始めたのでした。
グレゴリー氏は、「テラホークス」参加以前からスティーブン・ベッグ氏とは友人だったそうだが、「テラホークス」への参加は、「ドクター・フー」を見たジェリー・アンダーソン氏から直接連絡があったとの事。(凄 !)「フィルモグラフィー」・007: スカイホール
・ウォーキング・ウィズ・ダイナソー
・サンダーバード1965
・スペース・プリシンクト
・地球防衛軍テラホークス
・アルタード・ステーツ
・ドクター・フー
「テラフォークス」は「サンダーバード」とは違い、ハンドパペットによる人形操作で、当時はSFXブームの真っただ中だった事もあり、非常に興味を覚え、メイキング本に紹介されていた氏の記事と写真を穴が開く程、何度も読み返しておりました。
御冥福をお祈り致します。