2012年4月29日日曜日

GWにシンドバッド黄金の航海

        
GWの今日、皆さんいかがお過ごしでしょうか!?
梅雨入り中の沖縄県民としては、あまり嬉しくないと思いますが・・・。
で、ゴールデンと言うことで、レイ・ハリーハウゼンの「シンドバッド黄金の航海」を御紹介!
今作は、ハリーハウゼンにとってのシンドバッド・シリーズ2作目。
(実際は英語でSINBADとなっています。)
ベトナム戦争時期と言うことで、今までにないシリアス路線で製作され大ヒット!
在米時、アッカーマン氏のフェイマス・モンスターズ コンベンションで、シンドバッド役の故ジョン・フィリップ・ロー氏と、監督のゴードン・ヘスラー氏からサインを頂いたのも懐かしい思い出である。
ストーリー
「航海中のシンドバッドの帆船に、奇妙な鳥(ホムンクルス)が黄金の刻印を落としていった。アラビアに着いたシンドバッドは、魔術師クーラとその手下に黄金の刻印を奪われそうになるが難を逃れ、宰相のビジエルに面会する。ビジエルはクーラの魔力による火球で顔に大火傷を負っており、黄金の仮面を付けていた。ビジエルもまた黄金の刻印を所持しており、2つの刻印を合わせると未知の孤島を示す海図らしきものとなった。ビジエルはシンドバッドに「刻印は3つで一組のものであり、全て揃えば、クーラの野望を排し、アラビアを危機から救えるのだ」と語る。宰相ビジエル、シンドバッドの夢に現われた女奴隷マルギアナ、そしてその自堕落さを叩き直してくれと父親の商人から頼まれた若者ハロウンを船に乗せて、船乗りシンドバッドの冒険が始まった。」(ウィキペディアより)

              
女奴隷マルギアナ役のキャロライン・マンロー嬢の画像もUP!
彼女は数々のSFホラー映画に出演してますねぇ~♪
出演作「007私を愛したスパイ、ドラキュラ’72、スタークラッシュ、地底王国、マニアック、等」。

それから、井戸から現れる化け物のような予言者は、当初オーソン・ウェルズが演じる事になっていたが、エージェントが急に出演料を倍にしてきたので、あきらめてロバート・ショウになったそうな。

           
劇中で1番の見所が、この陰母神カーリーとのバトルシーン!
このカーリーは”黒い母”と言う異名を持つヒンドゥー教の破壊の女神で、シバ神の配偶者とされている。
ハリーハウゼン御大も「ホントに自分がアニメートしたとは信じられない」と言ったほど、傑作のダイナメーションです。が、今作から何故かダイナラマと言う表記になっている。

           
      
リア・プロジェクション前のミニチュア模型台でポーズを取るカーリー神。
刀が飛び出すアニメーションは、ボール紙で出来た刀を逆回転で短く切りながらコマ撮り撮影された。
その他、怪鳥ホムンクルス、船首像サイレン、グリフィン等の魔獣も登場。
サイレンのモデルは、「フランケンシュタインの花嫁」ブライドだったそうです!!

             
半人半馬ケンタウロスは、クライマックスに登場し、シンドバッドらを邪魔しますが、グリフィンの活躍で退治されます。
ハリーハウゼンは、サイクロプスをイメージしてデザインしたそうですが、髪型のせいで、デビッド・ボウイに見えると皆から言われたとコメントしています。
レンタルDVD店にも置いてると思うので、今日辺り借りてみては!?
ではYoutubeからも確認してみて!
                            

原題:THE GOLDEN VOYAGE OF SINBAD
邦題:シンドバッド黄金の航海
監督:ゴードン・ヘスラー
脚本:ブライアン・クレメンス
製作:チャールズ・H・シニア
原案:ブライアン・クレメンス&レイ・ハリーハウゼン
撮影:テッド・ムーア
ダイナメーション:レイ・ハリーハウゼン
音楽:ミクロス・ローザ
装置:ジョン・ストール
キャスト
シンドバッド:ジョン・フィリップ・ロー
マルギアナ:キャロライン・マンロー
魔術師クーラ:トム・ベイカー
宰相ビジエル:ダグラス・ウィルマー
ハロウン:カート・クリスチャン
予言者:ロバート・ショウ
怪鳥ホムンクルス
船首像サイレン
陰母神カーリー
半人半馬ケンタウロス
グリフィン

配給 コロムビア
公開 1974年4月5日 アメリカ
1974年12月 日本公開
上映時間 105分
製作国 アメリカ

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