2020年10月13日火曜日

SFX of 死霊のはらわた Part 2:SFX of EVIL DEAD Part 2

皆さん、お疲れ様です。

前回に引き続き「死霊のはらわた」SFX についてですが、今回は、「特殊撮影 : コマ撮り」特集をお届けしたいと思います。

「死霊のはらわた」の特集撮影ほ、主にラストの「溶解エフェクト」部分に集中しておりますが、他にも山小屋のカットに不気味な月を合成したり、雷やシェリルが森でつる草に襲われる逆転撮影等もあります。

ラストの壮絶な溶解シーンは、劇中最高にヤバくしなければいけないとサリバン氏がライミ監督へ訴え、監督らが編集の為ニューヨークへ出かけている間にエフェクトのテスト撮影。それを観た監督からO.K.をもらい、シーンの絵コンテを描き、「溶解エフェクト」シーンを監督&スーパーバイズ!

そしてピアース氏&フィロ氏と共同で仕上げたのだ。

その出来栄えを観た監督は、とても気に入ってくれたそうだ。

以下は、「溶解エフェクト」の為の準備作業中の写真や、コマ撮り撮影中の写真等です。

面白いのは、1/1死霊パペットのアーマチュアが材木で制作されている点。(日本では、竹が使用された事があります。凄!)

ビハインド写真から当時の制作の雰囲気を味わってみて!

それでは、死霊パペットを使用しての「溶解エフェクト」テスト動画&ビハインド等をサリバン氏や出演者が解説する動画があったので、確認してみて!

2020年10月12日月曜日

SFX of 死霊のはらわた:SFX of EVIL DEAD

 

皆さん、お疲れ様です♪

「死霊のはらわた」関連を連日特集しておりますが、今回は、そのSFX(特殊メイク&特殊撮影) だけを取り上げたいと思います。

さて、特殊メイク&特殊撮影を担当されたトム・サリバン氏とバート・ピアース氏二人の紹介で既にビハインド写真を御覧になっていますが、全部紹介出来てないので、もう少し詳しく解説したいと思います。

まずは、特殊メイクについて御紹介。

「特殊メイク」

いかがでしたか?

トム・サリバン氏は、短期間で、これらの特殊メイクを準備しなければいけなかったそうで、大変だったと思いますが、凄いですね。

それも殆んど1人で担当 ! (ピアース氏も現場で少しヘルプしました)

「死霊のはらわた」のビハインド映像も確認してみて!


2020年10月6日火曜日

第2回:トム・サリバン Tom Sullivan Part 2

皆さん、お疲れ様です。

今回は、あのトム・サリバン氏についての続報です!

10代~20代とキングコング狂のサリバン氏は、バイトをしながら精力的にコマ撮りや特殊メイクの実験を続けていたようです。

愛読書の「フェイマス・モンスターズ・オブ・フイルムランド」以外で熟読した雑誌が、ドン・ドーラー氏発行の「シネマジック」というアマチュア向け特撮&特殊メイク専門雑誌 ! (当方らの愛読書でもありました。)


「死霊」等での「コマ撮りや特殊メイクのテクニックは、この本のおかげ」だとサリバン氏は、明言しております。

氏のコマ撮り作品は、ほとんど8mmの実験映像だった様ですが、中には、ストーリー物も。

ベトナム戦争へ行った米兵が、森に迷いこみ、様々な恐竜達に遭遇するという簡単な話だが、マスク合成を駆使し、米兵と恐竜の同一画面内合成を試みた作品だったそうだ。

観てみたいですね。

そんなコマ撮り狂のサリバン氏でしたが、1970年代頃からミシガン州立大学に通っていたペニーさん(奥さん)と付き合い始めたのだ ! (幸運の女神)

その頃、同大学でサム・ライミ監督は、自主映画の上映会(8mm)を開いたりと活発に活動。

ペニーさんが、たまたま校内新聞に掲載されたライミ監督、タパート氏とキャンベル氏達の記事をサリバン氏に見せた事で興味を持ち、自作のコマ撮り映像(8mm)を見せる為、上映会に出掛けて行く。

上映会後サリバン氏は、自己紹介し、コマ撮り映像を監督達に見てもらう。

その映像を観たライミ監督達は即、映画制作メンバーの一員に採用 !

手始めにライミ監督のサスペンス・コメディ長編映画「It"s Murder !:1977年」のサウンドエフェクトの一部とポスターを担当。

続いて「Crockwork:1978年」というスリラー短編作品にも参加し、タイトルを担当。

1978年にあの「死霊」のデモ短編作品「Within the woods」の特殊メイクを担当。

その後、「Book of the Dead」制作に参加する事になるのだが、この「ブック・オブ・ザ・デッド」は、皆さんも御存知の通り「死霊のはらわた」のオリジナル・タイトルですね。

サリバン氏は、この作品の特殊メイクを担当し、バート・ピアース氏やティム・フィロ氏らと「溶解エフェクト」も担当。(バート・ピアース氏の紹介ブログに詳細)

「ブック・オブ・ザ・デッド」は、1981年10月15日にデトロイトの有名な映画館でプレミア上映された。

サリバン氏は、そのプレミアに母親を連れて行き、上映中、隣の席で恐怖におののく母親のリアクションを見ていたそうだ。(笑)

トム・サリバン氏が、サム・ライミ監督達の映画制作グループの一員として活躍していた裏で、別の映画制作にも関わっていたのを皆さんは、御存知だろうか?

「The Cry Of Cthulhu」ザ・クライ・オブ・クトゥルーというH.P.ラヴクラフト原作を元にした映画で、1977年頃から制作が始まっており、サリバン氏は、1978年にこの映画の為にイラストやデザイン画等を描いていたのです。



この「ザ・クライ・オブ・クトゥルー」の特撮には、サリバン氏以外に今では考えられない程、凄いメンバーが予定されていました。

特撮スーパーバイザー : アーネストD フェリーノ氏

キャラクターデザイン : ライル・コンウェイ氏

特殊メイク : クレイグ・リアドン氏

しかも製作場所が、以外にも「死霊」と同じくミシガン州であったのです!

しかし、制作費等を含めた諸事情で、結局この映画は、お蔵入りとなってしまったのだった。

「死霊」には、クトゥルー神話の魔道書ネクロノミコンの様な「死者の書」が出てきたりと何故かラヴクラフト的要素が満載。

2つの映画の共通点としてサリバン氏が参加している事が重要なポイントなのではないかと思いますが、ライミ監督は、「死霊」の脚本を18歳の頃に書いたと言ってます。

ライミ監督は、1959年生まれなので、1977年に18歳。

サリバン氏がライミ監督と会ったのも1977年。

コマ撮り狂のサリバン氏は、「エクイノックス」も確実に観てたと思う。

皆さんは、どう思いますか?

今回は、ここまで ! 

再度、続報に期待して !

2020年10月4日日曜日

びあぶれいくNo.103 最新号

皆さん、お疲れ様です♪
びあぶれいく最新号がネットにUPされてます!
今回は「開運UPのススメ」特集~
「ちむぐくるファイター」もユタシク。
では皆さんもびあぶれいくHPから確認してみて!
 

2020年10月3日土曜日

バート・ピアース Bart Pierce EVIL DEAD

皆さん、お疲れ様です。

トム・サリバン氏経歴続報の前に、ちょっと寄り道というか避けて通れない方がいました !

「死霊のはらわた」の特殊撮影を担当したバート・ピアース氏 !

と言っても氏について殆どの方が知らないと思います。

当方もサリバン氏経歴調査中にピアース氏の経歴が分かったくらい。

ピアース氏は、サリバン氏と共に「死霊」溶解エフェクトを担当された方。(同じくキングコング狂。)

氏も子供の頃にキングコングを観て、コマ撮り狂と化しておりましたが、結婚を期に精神科医を目指す。(なんで?)

理由は、コマ撮りでは、食えないから。

しかし、奥さん(キャロルさん)に「いつも地下室でコマ撮りばかりしてる貴方が精神科医になんかなれないわ。映画の道に進むべきよ。」と言われ、大学の映画コースへ通いながら、現像所で働いていたようであります。。本当に理解のある奥さんで、良かったですね。(うらやましい。)

その映画コースで、後に「死霊」のDPとなるティム・フィロ氏と知り合う。

その後、サム・ライミ監督達の「ウィズ・イン・ザ・ウッズ」上映会へ行き、ライミ監督に自分の映画企画を持ちかける。

ピアース氏は、その頃、自分の映画の監督を探してたそうだが、逆にライミ監督達の「死霊」スタッフとなる。

因みにティム・フィロ氏もピアース氏と同じく、「ウィズ・イン・ザ・ウッズ」の上映会へ行き「死霊」に参加したのだそうだ。

下の写真は、16mmミッチェルカメラで撮影するバート・ピアース氏です。

ピアース氏は、本編撮影現場でサリバン氏の特殊メイクのサポート等もしてますが、担当は「溶解シーン」の特殊撮影で、撮影場所は、なんとピアース氏の家の地下室!
本編DPティム・フィロ氏も含め3人共同で撮影を開始。

フィロ氏が撮影を担当し、サリバン氏とピアース氏2人が手分けして半々アニメートを担当。(二人共キングコング狂。)今迄に無い「溶解エフェクト」にしたかったそうで、サリバン氏が、絵コンテをおこし、3人がかりで撮影終了までに3ヵ月かかったそうだ。

その間、サリバン氏は、ピアース氏の家に泊めてもらっていた。

現場には、主演のブルース・キャンベル氏も応援でヘルプに来てます。

ピアース氏によると「溶解エフェクト」の制作費は、殆ど16mmカメラで吹き飛んだとの事。(多分レンタル)

そのカメラは、旧式のラックオーバータイプだったそうだが、レジストレーション機構の性能がハンパじゃない程優れていた事で、オプチカル・プリンターを使用せず、カメラ内でマスク合成等が出来たのだった。

「死霊」ライブ撮影の為、死霊メイクされ、地下室撮影所でキングコングを観ながら準備を待つプロデューサー:ロブ・タパート氏の妹さんW

余談だが、ピアース氏の子供がこっそり地下室へ入って死霊のパペットを見てしまい、その後トラウマになったとか。


こんなのが地下室にあったらチッビってしまいますよねW

現在、ピアース氏の息子二人は、父親の影響で映画狂になってしまい、ピアース・ブラザーズとして映画監督になり、活躍しているそうだ。

凄いですね。

それでは、ピアース・ブラザーズ監督作品「DeadHeads」予告編を皆さんも確認してみて !


2020年10月1日木曜日

クリープショー CREEPSHOW

 

皆さんお疲れ様です。

最近、陽が沈むのが早くなった気がしますが、皆さんいかがお過ごしですか?

もぅハロウィーンの季節 ! 

秋の夜長に観賞したい映画と言えば、ジョージAロメロ監督の「クリープショー」!

まずはじめに皆さんは、特撮マン&アニメーターのリック・カティゾン氏を御存知ですか?

日本では知名度が低いかもしれませんが、映画&特撮マニアは良く知っていると思います。

ちなみに氏の経歴。

1949年10月19日生まれの現在、71歳。

アメリカ中部辺りの生まれらしい。(多分、ピッツバーグ?)

友人 : アーネスト D フェリーノ氏。

ハリーハウゼンから多大な影響を受け、テレビのディズニーショーのメイキング映像でセルアニメーションにも興味を持つ。

19歳の頃「ザ・アニメーターズ」というピッツバーグのアニメーション制作会社(社長 : ボブ・ウォルコット氏)で、アニメーション・カメラマンとして働き出す。

1972年に正式メンバーとして採用されるが、1979年に社長のウォルコット氏がモーション・グラフィックを専門に制作する会社に事業変更するとの事で、カティゾン氏に独自で会社設立を提案。

カティゾン氏は、アニメーション制作会社アニビジョンを設立し社長となる。

フイルモグラフィー

・ナイト・オブ・ザ・リビングデッド:1968年

・クレイジーズ(エキストラとして出演)1973年

・クリープショー:1982年

・死霊のはらわた2:1987年

・クリープショー2 : 1987年

・クリープショー(TVシリーズ)

・他テレビCM多数。


「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」では、エンドクレジット部分を担当。

スチル写真をアニメーションスタンドにて撮影し、最後の陰惨なイメージを制作 !

ロメロ監督によるとラテント・イメージ(友人と1964年に共同設立した映像制作会社)のあったビルの2階にカティゾン氏の勤務してたアニメーション会社: 「ザ・アニメーターズ」があったので、お願いしたのだそうだ。

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。(カティゾン氏も本題ですW)

たまたまyoutubeで観てた「クリープショー」メイキング中、ちぎれた手のプロップが登場。

ただの手のプロップだと気にせず見てましたが、急にそれが指を動かし、這って歩こうとする映像が登場 !

トム・サビーニ氏のちぎれた手のエフェクトテストか?と思いましたが、腕部分も手の甲と一緒に動くので、まさか?と何度も繰り返して観ると、なんとコマ撮り映像じゃあないですか !

その後に出てくるスティーブン・キング氏が、その手のパペットをいたずらしてるのを注意して確認すると、間接が入っている事が確認出来、さらに別のメイキングを観るとカティゾン氏が登場し、テーブルに手のアーマチュアが !

更にネットで色々調査すると、レスリー・ニールセン氏が登場する第3話「押し寄せる波」の為に撮影されたモデルアニメーションだった事が判明。

しかし、予算の関係上カット、残念。

そのコマ撮り映像を見て映画「死霊のはらわた2」のアッシュの切断された手のコマ撮りの事を思い出し、更に「死霊のはらわた2」には、カティゾン氏が関わっていた事も思い出し、経緯を調査すると、以前、アニビジョン社で働いていたマイク・ターセック氏(死霊のはらわた2:ヘンリエッタの彫刻担当)の推薦で、カティゾン氏は「クリープショー」でカットされた手のアニメーションをサム・ライミ監督に見せ、「死霊のはらわた2」に参加する事になったという次第。

この2つの映画で使用された手のアーマチュア写真を比べてみると、同じに見えるので、多分流用?かと思いますが、カティゾン氏は、作ったと言ってます。

ちなみにトム・サリバン氏もアッシュの手のパペットを制作されたそうですが、死霊に憑かれた手になっておらず、ただリアルな手なので、ボツになったのかも。

でも良く出来てます。

「クリープショー」にはモデルアニメーションシーンは、無いと思ってましたが、再度良く観ると、ゴミ箱に捨てられたコミックブックのページが風でめくれるとこが、コマ撮り!

カティゾン氏は、「クリープショー」では、セルアニメーションも担当 ! 

更にトム・サビーニ氏をアシストして怪物フラッフィー制作にも参加 !

 フラッフィー制作では、顔以外の手、足、ボディーの彫刻を担当。

ちなみにロトグラフィックアニメーションをアーネストDフェリーノ氏が担当し、マットペインティングを巨匠ジム・ダンフォース氏が担当 (凄 ! )



色々ああだこうだ書きましたが「百聞は一見に如かず」 皆さんもyoutubeで映像を確認してみて!