2013年9月27日金曜日

ホーンテッドハウス

皆さん、そろそろハロウィンの季節ですが、最近流行のホーンテッド・ハウス(お化け屋敷)は、いかがですか?
今回は、映画の創世記に作られた「ホーンテッド・ハウス」を御紹介!
これは、メリエスと並ぶトリック映画の創始者セグンド・デ・ショーモン(セグンド・ド・ショーモン、セグンド・デ・チョーモンとも表記)による作品。
彼は、メリエスのライバル、メリエスのパクリ、スペインのメリエスとか色々言われてますが、彼も特撮のパイオニアの一人だと思います。
最近メリエスの月世界旅行のカラー版が発見されましが、そのカラー版フィルムを所有していたのが彼だったそうです。
彼はスペイン人で、最初はフランスのパテ映画会社の為にフィルムの色付けをしてましたが、その後、彼独自で映画製作を開始。
彼の作品は、単にメリエスのパクリだと片づけてしまうには勿体ない技術的に並外れた側面があります。
それは、メリエス作品には無い優れたアニメーション(影絵アニメ、コマ撮りアニメ)です。
実際このホーンテッド・ハウスの中の幽霊の食事シーンが「コマ撮りアニメ」で表現されており「コマ撮りアニメ」では、映画の歴史的にかなり古い作品になるのでは?!と思います。
その他にも鏡の中にお化けが出てきたり、マスク合成や特殊メイク、ラージスケール・メカニカル等、当時の作品としては技術的になかなか凝ってます。
また彼は、優れた映画カメラマンでもあったそうで、撮影だけを担当した作品も数多くあるそうです。
映画の創世記に、メリエス以外にも、こんなに特撮を多用していた作家がいたんですね、驚き!
では、皆さんもYoutubeから確認してみて!

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