2020年9月18日金曜日

コマ撮り作家マーク・スペス

 皆さんお疲れ様です。

前回、サーフェイスゲージ制作方法、各部名称等紹介しましたが、今回はアメリカ人コマ撮り作家マーク・スペスさんのコマ撮りアニメ制作方法!

ゾンビ・パイレーツというコマ撮りアニメ作品を制作配信してるスペスさん、2000年からクレイメーション等コマ撮りを始め、コマ撮りアニメのショップを運営中。

アーマチュアやクレイアニメ制作How to本販売、フィギュア彫刻制作等の仕事もしてるそうです。

2013年にアップされたこのコマ撮りアニメ制作動画は、デジタル化された現在では使用しない16mmカメラの種類及びフィルムについて説明してますが、アナログ感全開で撮影機材をDIYしてる部分がコマ撮りアニメ制作に関しては、凄くためになり参考になります。

スペスさんは、ウィル・ヴィントン氏から非常に影響を受けた様で、レーズンズのクレイパペットを所有しており、クレイメーション用ワイヤーアーマチュアの制作方法とボール&ソケットアーマチュアについても解説してます。

サーフェイスゲージ使用方法及びアニメート方法に関しての解説は、今まで知らなかった方法論等あり、ビックリ!

日本語字幕無しの3時間40分超え動画!ですが、マークさんの丁寧な解説とメイキング映像を見て、皆さんもコマ撮りアニメを制作してみたくなるかも?

それでは、皆さんも確認してみて!

2020年9月15日火曜日

デビッド・リンチ監督の天気予報

 皆さん、お疲れ様です。

今日は、いかが過ごされましたか?

最近は、台風等で天気が荒れて大変ですが、本日は、「デビッド・リンチ監督のL.A.天気予報」の御紹介。

2006年頃?から不定期でL.A.の天気予報を伝えているリンチ監督。最近5月頃から殆ど毎日Youtubeで天気予報を伝えております!

去年、2019年10月27日に第11回アカデミー名誉賞を受賞した監督。

現在74歳。

この「L.A.天気予報」を最近確認して、ちょっとビックリしました。

監督が急に以前より痩せているからです。

動画を見る分には、お元気そうで何よりですが、体調が心配です。

監督、御体御自愛下さい。

皆さんもリンチ監督の「L.A.天気予報」をYoutubeから確認してみて!

2020年9月13日日曜日

ピーター・クレイノウ(スニーキー・ピート)

皆さんお疲れ様です。
2009年、2013年にも二回、当方ブログ:コマ撮り日記で紹介した故ピーター・クレイノウ氏ですが、彼の経歴を再調査したので、御報告。

昔から特撮マニアの間では、「ガンビー」、「おかしなおかしな石器人」、「ターミネーター」等のモデルアニメーションで有名な特撮マン& モデルアニメーターとして知られており、特撮会社ファンタジー2フィルム・イフェクツ社の共同設立者でもありました。(もう1人は、社長だった故ジーン・ウォーレンJr.氏。)


ファンタジー2を訪問した際、故ジーン・ウォーレンJr.氏がスタジオ内を見学させてくれ、スタジオの隅を指さし、「ここでグレムリンのコマ撮りを撮影したよ。」と説明してくれたのを思い出しました。


以下、クレイノウ氏経歴:
1934年8月20日インディアナ州サウスベンドで、生まれ育つ。
映画と同じ位、音楽も大好きだったそうで、ミュージシャンのジェリー・バイヤードに影響を受け、高校生の頃からペダル・スチール・ギターの演奏を始めたそうだ。
1952年にアーネスティンさんと結婚。(なんと!クレイノウ氏は、18歳で結婚してたのだ。)
高校卒業後から直ぐにミシガン州の運輸省に勤務。数年間、高速道路、空港、鉄道等の整備工事に従事。
多分、その頃既に子供がいたのかもしれません。
その間、映画界やショービジネス界で働きたいという夢を持ち続けていたのでしょう。
1960年に意を決して本格的にロサンジェルスへ引っ越し、アート・クローキー氏のスタジオで「デイビー&ゴライアス」のア二メーターとして働き出しました。
続けて「ガンビー」のアニメーションも担当するようになり、クレジット無しで映画「不思議な世界の物語:1962年公開」の特撮にも参加。
ジーン・ウォーレンSr.の映画用特殊撮影会社:スタジオ・アンリミテッドでも働き出す。
1963年~1965年テレビ「アウターリミッツ」、1964年の映画「ラオ博士の7つの顔」等のモデル・アニメーションも手掛けました。


実は、クレイノウ氏には、モデルアニメーターの仕事以外にも別の顔がありました。
昼は、特撮マン&モデルアニメーター、夜は、ナイトクラブでバンドメンバーとして働いてたのです。
本当にマルチタレントですね。
その後、1968年頃アメリカで有名なアメリカン・カントリー・ロックバンド「フライング・ブリートー・ブラザーズ」というバンドに加わり、メンバーの1人スニーキー・ピートとしてペダル・スチール・ギターを演奏。セッションミュージシャンとしてもスティービー・ワンダーやジョン・レノン、リンゴ・スター、フランク・ザッパ等、超有名な方々と一緒にも仕事をしていたそうでビックリ!


氏のフイルモグラフィーを確認してみると、「スターウォーズ: 帝国の逆襲」に参加(クレジット無し)と有りました。
メイキング写真等でも氏の作業風景を見た事がないので、どのシーンを担当したのかも分かりませんが、とても興味深いです。
もし、誰か御存知でしたら、教えて下さい。
氏は、クレジット無しで多くの作品に参加しているにも関わらず、自身の名前がクレジットされなくても気にしてなかった?様です。
また、モデルアニメーターの故デビッド・アレン師匠のアシスタント: クリス・エンディコット氏の話では、アレン師匠が「クレイノウ氏は、とても働き者だった。」と語っていたそうで、アレン師匠らと同じようにチェック柄の服をよく着ていた感じだとクリスは言ってました。

後年、クレイノウ氏は、アルツハイマー病を煩い、療養施設に2006年から入院し、闘病中だったそうですが、54年間連れ添った妻アーネスティンさんや息子マーティン、アアロン、コスモ、娘アニタ、タミーを残して2007年1月6日にカリフォルニア州ペタルーマで亡くなられたそうです。


最後に生前のピーター・クレイノウ氏が映画「死霊のはらわた3」の為に骸骨をアニメートしている貴重なメイキング映像をYoutubeで見つけたので、御紹介。
サーフェイスゲージをモデルに当てるところ等、作業の様子が細かく撮られていたので、とてもタメになります。
皆さんも確認してみて!

2020年9月10日木曜日

イレイザーヘッド

皆さんお疲れ様です。

今回は、映画「イレイザーヘッド」について書いてみたいと思います。


これは、皆さんも御存知、鬼才デビッド・リンチ監督が製作に約5年をかけた初の長編映画であり、1977年に公開された後、カルト映画になった作品。(スターウォーズと同年公開 )
第6回(1978年)アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭黄金のアンテナ賞受賞!

何故、今回「イレイザーヘッド」なのかというと、この映画にコマ撮りのシーンが有るにも関わらず、殆どその事について取り上げられていないからです。(もし、有りましたら御一報下さい。)

劇中、主人公ヘンリーの夢の中に登場するワーム(ウジ虫の様な生物 : 多分、赤ん坊の初期形態) が、地面に潜ったり出てきたり画面内を右往左往してるシーンが有りますが、そこがコマ撮りです。(ワームは、多分粘土のパペットなので、クレイメーション?)

また、そのシーンの最後にワームが口を開き、口中へカメラがズームインしていくカットが、映画「デューン: 砂の惑星」のサンドワームに繋がるんだなと感じた次第。


「イレイザーヘッド」のDVD特典映像のメイキングやデビッド・リンチ監督についての本等で、「イレイザーヘッドが、いつまでたっても完成しないので、しまいにはセットをミニチュアで作って、登場人物等も人形で撮影しようと思ったぐらいだ。」とリンチ監督は、言ってます。
監督の初期短編映画は、アニメーションも有るので、コマ撮りが好きなのかも?
ちなみに「イレイザーヘッド」を撮影したカメラは、35mmのエクレールというフランスのカメラです。(初期には、アリフレックスも使用)


カメラマンとして2人クレジットされておりますが、最初の頃撮影を担当してたのが、ハーバート・カードウェル氏で、撮影中頃からカードウェル氏に代わって完成まで撮影を担当したのが、フレデリック・エルムズ氏。エルムズ氏は、「デューン砂の惑星」でも第二班で特撮パートの撮影を担当しており、後に「ブルーベルベット」の撮影も担当。
撮影助手は、キャサリン・E・コールソンで、「ツイン・ピークス」の丸太おばさんを演じた方です。
長々と書きましたが、皆さんも「イレイザーヘッド」のコマ撮りシーンを確認してみて!

2020年9月9日水曜日

フルムーン・スタジオ1993年

皆さん、お疲れ様です♪
当方らが在米していた1993年頃のフルムーン・スタジオ・ツアー動画を見つけました。
何度も通ったので、大変懐かしいですね。
皆さんも楽しんでみて!

2020年9月7日月曜日

サーフェイスゲージ

 皆さんお疲れ様です。

本日は、サーフェイスゲージを御紹介。

日本では、トースカンとも呼ばれてますね。

人形アニメーションが好きな方は、御存じだと思いますが、別名:ヘッドゲージ。

以下写真&説明書。



今回、Youtubeで凄い動画を見つけました!

なんと!サーフェイスゲージの作り方です。

コマ撮りアニメーションでは、アーマチュア制作とアニメーション作業の両方に欠かせないアイテム。

とても参考になるので、確認してみて!

ヒンズー語ですが、金属加工時のサーフェイスゲージ使用方法解説。

工業学校学生達のサーフェイスゲージ完成お披露目動画。

2020年9月5日土曜日

人形アニメーション用骨組:アーマチュアのパーツ2種

 皆さんお疲れ様です。

まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、人形アニメーション用骨組:アーマチュアのパーツを二種類、紹介したいと思います。

連日の猛暑の中、蒸し風呂の様な作業場で試行錯誤しながらアーマチュアの制作に励んで、やっと形にする事が出来ました。

1枚目の写真は、ヒンジジョイントで、鉄の角材を蝶番の様な感じで縦横交互にネジで繋いだ関節です。

これは、キングコングの特撮マン:ウィリス H オブライエンが、アーマチュア制作で多用したジョイントです。

例:猿人ジョーヤングのアーマチュア。

ジム・ダンフォース氏も好んでアーマチュアに使用してます。

昔、何度も見様見真似で制作したのですが、失敗の連続。今回、以前制作した物の何がいけないのか調査してみたところ、制作上、重大なミスを犯しており、目から鱗の発見で、完成!

2枚目の写真は、コレットジョイントと呼ばれており、古くは、映画「不思議な世界の物語:1962年」頃から使用されているジョイントです。

アメリカにいた頃、テッド・レイ氏の工房で初めて拝見させて頂き、「これは、ティーボージョイントと言って、制作者の名前ティーボーをとって、こう呼ばれている。」と教えられました。

以前から制作してみたかったアーマチュアですが、制作方法が分からず、色々調査して制作方法が分かっても制作の難易度が高く制作を躊躇してました。

でも制作したくて設計図を書いては、ああでもない、こうでもないと考えてばかり。

思い切って作り始めてみましたが、失敗の連続。

しかし、こうしたら、ああしたらと制作方法を変えると、失敗のパーツが幾つも出来上がり、それがかえって楽しくなってしまい、時間も忘れて余計に熱中!なんとか完成にこぎつけました。

以上、ヒンジジョイントとコレットジョイントでしたが、レイ・ハリーハウゼン氏は、これらのジョイントより誰でも簡単に制作可能なボールジョイントがよっぽど好きだったらしく、ほとんどのアーマチュアがボール&ソケットだけによるものでした。

例:サイクロップスのアーマチュア。

デビッド・アレン氏もボール&ソケットのアーマチュアが好きでしたが、かなり頑丈に作られていたのを覚えています。

それではまた続報をお楽しみに!