2020年12月9日水曜日

第2回ですョ!SFX of 死霊のはらわた2 : SFX of Evil Dead 2 : Part 2

皆さん、お疲れ様です。

前回は、ラリー・ラーソン氏について御紹介しましたが「死霊のはらわた2」SFX 特集に戻ります。

今回は、トム・サリバン組制作によるプロップ「カンダリアン・ダガー」と「ヘンリエッタ登場カット」について御紹介。

「死霊2」制作にあたり、カンダリアン・ダガーも再デザインされ、新しく制作されております。(Part 1のダガーと死者の書は、ライミ監督が所有してるのだとか。)



写真を見ると直ぐ分かりますが、刀の部分がPart 2では、金属ではなくなっておりますね。

実は、サリバン氏によると「ウイング・デダイト」のしっぽ部分のデザインを流用したのだとか。

その事をメイキングで、ライミ監督に伝えていましたが、監督はその事を理解してない様子でした。


「カンダリアン・ダガー」制作のサリバン組メンバーは、以下。

・トム・サリバン氏(ダガー : デザイン)

・マイク・トゥーセック氏(ダガー彫刻)

・ブライアン・レエ氏(ダガー彫刻)

・トニー・エルウッド氏(型取り&キャスト)

ちなみに、「カンダリアン・ダガー」は、アップ用とスタント用の2つ制作されたそうです。


「ヘンリエッタ登場カット」について。

トム・サリバン氏は当初、全てのコマ撮りシーンを担当しようとした様ですが、出来ておりません(泣)

しかし、その意気込みが所々に残っており、このカットも、その内の1つです。

この登場カット用パペットは、首だけ制作されており、制作は、全身パペット彫刻も担当したマイク・トゥーセック氏。

この頃、「デダイト・ヘンリエッタ」役にテッド・ライミ氏が配役されてなかった様で、トゥーセック氏は、人間のヘンリエッタ役の老女に似せて、このパペットの顔を彫刻。
(一瞬なので、違いは分かりません。)
顔パペット内部にはワイヤー(アーマチュア)がセットされ、サリバン氏は、更にパペット頭部にワイヤーで制作したウジ虫を接着し、地面のミニチュアを下から突き破って登場する様にアニメート。


それでは皆さん、「ヘンリエッタ登場カット」を動画から確認してみて!


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