2021年3月1日月曜日

沖縄のマジムン:マア その1

皆さん、お疲れ様です。
2021年に入り、マジムン特集を再度始めていきたいと思います。
今年の1回目は「マア」。(※シャッキナムン・フィギュアが未だ商品化出来ていない為)
当方らが出版した書籍で紹介出来なかった詳細部分を説明し、フィギュア商品製作を同時進行で御紹介していきたいと思います。
さて、マアが紹介された書籍:出典は「沖縄の民話研究:遠藤庄治著」です。
その本によると、民話の出所は久米島に以前あった仲里村(なかざとそん)という村。
ここで仲里村について久米島の歴史と合わせて少し解説。
琉球王国時代の17世紀から長い間、久米島は東半分を仲里間切(以前は、中城間切だったが、仲里間切と改名)、西半分を具志川間切と分けていたそうだ。
2002年4月1日に両村が合併し久米島町が誕生。(仲里村と具志川村の両村は消滅)

仲里村は無くなりましたが、そこにあった真謝という部落は現在も残っており、その地域にあった「タカラのクムイ」という沼地に、マアが棲んでいたらしい。
(現在、3か所ほど沼地が残っているが、その1つがタカラという所だったのだろうか(推測)
沖縄でタカラという名前を漢字で「高良」と書く。
また「クムイ」とは、沖縄方言で「沼地」の事を言う。
「タカラのクムイ」とは「高良の沼地」という事になるのでは?と思われますが、いかがでしょう?
(撮影地:長浜川)

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