皆さん、お疲れ様です。
本日は、久しぶりにリンチ監督の動画を覗いてみたところ、監督がなかなか面白いランプを手作りされていたので御紹介。
作品作りに没頭しているからなのか髭も剃ってないらしく、不精髭な監督。
何かに夢中になれる事は、とても良い事ですハイ。
ランプは、まだ色が塗られてませんが、ギミックが面白い作り方になっており、仕上がりが楽しみです。
それでは、皆さんもリンチ監督のランプを確認してみて !
皆さん、お疲れ様です。
本日は、久しぶりにリンチ監督の動画を覗いてみたところ、監督がなかなか面白いランプを手作りされていたので御紹介。
作品作りに没頭しているからなのか髭も剃ってないらしく、不精髭な監督。
何かに夢中になれる事は、とても良い事ですハイ。
ランプは、まだ色が塗られてませんが、ギミックが面白い作り方になっており、仕上がりが楽しみです。
それでは、皆さんもリンチ監督のランプを確認してみて !
皆さん、お疲れ様です。
「死霊のはらわた2」の特撮を特集しておりますが、ラリー・ラーソン氏について「死霊2」(略)の件で調査中に色々な事が判明して当方もビックリしてる次第ですハイ。
まだまだ調査が必要ですが、(汗)
それで今回は、氏について急遽特集する事にしました。
ところで皆さんは、「フレッシュ・ゴードン2:1990」を御覧になられた事は、ありますか?
「フレッシュ2」(略)には、変なコマ撮りモンスターが数体登場しますが、そのコマ撮りのチーフアニメーターは、英語で Lauritz Larson となっておりますが、色々調べてみたところ、実は、ラリー・ラーソン氏と同一人物だった事が判明したのですヨ ! (驚 ! )
以下、今回分かったラリー・ラーソン氏経歴となります。
1946年生まれ(出生地不明)
ミシガン州デトロイトで育ったと思われます。
1970年初期、ロサンゼルスへ渡り、コマーシャルのコマ撮りや特撮の仕事を始めた。
ピルズベリー・ドウボーイCM 等
(その頃、デヴィッド・アレン氏&ジム・ダンフォース氏と親交があったそうだ。)
1973年にテレビ番組としてコマ撮り短編映画「Burrington Bunny」を監督し、脚本も担当しております。
1980年代中期頃には、母親が亡くなられた事で、デトロイトに戻り、父親の面倒を亡くなる迄見ていたそうだ。
デトロイトへ戻ってからは、地元のテレビCMを制作したりしながら、映画の特撮も担当。
1986年に「死霊のはらわた2」のコマ撮りの撮影を担当。
アッシュの右手のコマ撮りは、氏が担当した箇所があるとも言われております。
1988年: ホラー映画「The Carrier」のコマ撮り担当。
1980年代に氏が制作した地元デトロイトのテレビコマーシャルは、ウイル・ビントンのクレイメーションを彷彿とさせております。
1989年頃、再びロサンゼルスに戻り「フレッシュ・ゴードン2:1990年」のコマ撮りをスーパーバイズ。
コマ撮り撮影は、デヴィッド・アレン・スタジオを借りて撮影したとの事。
「死霊のはらわた2」の特集に合わせて「Part 2の特殊撮影」を続けて御紹介。
(先日お届けした内容と重複しない様に注意したいと思います。)
バート・ピアース氏も少しだけ特殊撮影に参加(再撮)しておりますが、Part 2特集の第1回目は、やはりあの方、そうトム・サリバン氏でーす!
先日のサリバン氏特集と「クリープショー」の紹介で、サリバン氏が担当出来なかった特殊撮影部分は、お伝えしておりますので、再度そこら辺も確認してみて下さいませ。
今回は、以前紹介出来てない部分の特集です。
はじめに「死霊のはらわた2」制作開始当初、サリバン氏は特撮スーパーバイザーとして全てのSFX 監修をライミ監督から依頼されたのですが、その提案を断り、特殊メイクは、KNB に任せ、念願のダイナメーションとプロップ制作だけに専念。
氏は、撮影現場のノースカロライナ州にあるスタジオへ行き、2週間程そこでプロップ制作をしたそうだが、途中で家族のトラブルが勃発し、解決の為ミシガン州へ一時里帰り。
しかし、Part 2のサリバン氏は1人ではなく、今回はチームとして特撮とプロップ制作を担当。
以下、サリバン氏担当特撮パート。
・オープニング(死者の書登場)
・「死者の書」再デザイン&再制作
・カンダリアン・ダガー: 再デザイン&再制作
・ヘンリエッタ登場カット
・ヘンリエッタ:アーマチュア制作
・アッシュ髪の毛変色カット
・ウイングド・デダイト(空飛ぶ死霊)
・サム・ライミ監督が演じる予定だったスコットの死霊アニモデル制作。(カット)
・死者の書が暖炉で焼かれるシーン(カット)
以上がサリバン氏の担当ですね。
出来るだけ詳細な特集をしたいので、3回程に分けて紹介していきたいと思います。
さて、今回は、「死者の書」登場のオープニング部分を御紹介 !
●サリバン組特撮メンバー : 3人
・トム・サリバン氏(アニメーター&プロップ制作)
・ラリー・ラーソン氏(撮影担当)
・ブライアン・レエ氏(アニメート助手&撮影助手)
ポスト・プロダクション時にアニメーション撮影は行われたそうで、ミシガン州デトロイトの空き倉庫をスタジオとして使用。
サリバン氏担当パートには、ブルーバック合成やコマ撮り等があり、コマーシャル等のアニメーション撮影を手掛けていたベテラン特撮マンのラリー・ラーソン氏が35mmミッチェル・カメラを使用して撮影を担当。
しかし、制作中にラーソン氏御家族の緊急事態が発生した為、氏が途中で抜けてしまい、撮影担当者が不在に !
そこで、撮影助手の当時18歳だったブライアン・レエ氏が撮影を急遽担当 !
急な事に緊張したレエ氏だったそうだが、ラーソン氏から引き継いだ撮影を無事にこなしたそうだ。
「死者の書」の制作は、サリバン氏によるもので、アニメーションパペットとして内部ベースに木枠を使用し、アーマチュアが組み込まれ、目や歯が動く様に制作されておりました。また、ページの部分には、内部にアルミワイヤーが仕込まれ、アニメート出来る様になっていたそうです。
驚いた事に本の外皮(人の顔の皮を模した彫刻)は、ラテックスではなく、スムーズオンを使用したとの事 !
(「狼男アメリカン」のトランスフォームに使用された画期的な素材でした。)
「死者の書」登場シーンは、ブルーバックを使用してアニメーション撮影。
それから本のページを開いてサリバン氏が絵を描きながら撮影し、後半は、先に描いてあった絵を張り付けながら開いてアニメート。
時空間の渦は、2つ描き、それらをダブル・エクスポーズ合成。また、渦の絵は、4フィートの回転板を回して簡単に描いたそうだ。
以上の工程を経た上で、全てを合成し、オープニングシーンは制作されたのです!
今回、調べてみて、その作業量の多さにビックリしましたヨ!
それでは、オープニングの「死者の書」登場シーンの動画をじっくり確認してみて!
皆さんお疲れ様です。11月になりましたね。
先日から「死霊」関連を紹介しておりますが、今回からPT2についてお届けしたいと思います。
今作で、ひょうきんなジェイクを演じておりましたダン・ヒックス氏が、今年6月30日に68歳で亡くなられたそうです。
御冥福をお祈りいたします。
続編製作に至るまでに前作「死霊のはらわたPT 1」の容赦無い残酷描写でイギリスでは、裁判にまで発展してしまった。
その為、ライミ監督は、法廷でコメントする羽目になったそうで、更にコーエン兄弟との合作「XYZ マーダーズ:1985」で、ホラーとコメディの融合を目指したが、主演をブルース・キャンベルから別の俳優への変更を強いられた挙句、トラブルが多発し、失敗に終わった経緯があります。
そういったトラブルへの対処法等を考慮し、製作が開始された「死霊」PT2ですが、それでもいろいろとトラブルがあったようで、今作もあの「スティーブン・キング氏」の助力で、ディノ・デ・ラウレンティス氏が製作費を出資する事になり、ラウレンティス氏のプロダクションのあるノースカロライナ州で製作開始!
そして苦肉の策としてホラー映画からホラーコメディへと変貌した事で皮肉にもライミ監督の演出スタイルが確立した作品となったのである。
(余談だが、今作は「エル・トポ」で有名なホドロフスキー監督のお気に入りの1本でもある。)
アメリカ公開日は、1987年5月13日で、日本公開は、同年10月3日。
ちなみにジェームズ・キャメロン監督は、「死霊のはらわた2」公開初日に朝早くから友人達を起こして観に行ったのだそうだ。
それほど期待されてた続編なんですね。
今作で、脚本にスコット・スピーゲルという方が参加しておりますが、皆さんは、誰だか御存知ですか?
クリント・イーストウッド監督作にも脚本で参加された事もあります。(どの作品でしょう?)
1957年のクリスマス・イブ生まれ。
トレードマークは、実験的なカメラアングルだそうです。
スピーゲル氏が、何故ライミ監督作品に参加してるのかというと、昔からの仲間という事もありますが、スピーゲル氏が撮った8mm短編作品に関係してるのですョ。
スピーゲル氏監督の短編作品 題名 : 「Attack of the Helping Hand!(1979)」です。
なんとライミ監督とキャンベル氏が撮影を担当し、ライミ監督は、出演もしております!
「死霊PT 2」の中盤辺りで、アッシュが死霊に取り憑かれた自分の右手をチェインソーで切断するというヤバい設定は、この短編に由来するのです。しかし、この「Helping Hand」というキャラクター、実は「Hamburger Helper」というアメリカのテレビコマーシャルをパロったもので、有名なコマ撮りCMキャラクター。
「ロボジョックス」のアニメートで有名なポール・ジェッセル氏が、奥さんと共同で「Hamburger Helper」のコマ撮りCMを制作しております。
とにかく動きが凄いので、以下のメイキング写真と「Hamburger Helper」CM動画を確認してみて!
話が少しそれましたが、他にも劇中のおかしなユーモア等は、スピーゲル氏によるものが幾つかあるそうです。
例えば、笑う電気スタンドや、バケツで捕まえた右手が逃げない様にバケツの上に置く重しの本のタイトル等。
スピーゲル監督は、その後「ダスク・ティル・ドーン2」を監督されており、なかなか良く出来た面白い作品に仕上がっております。
それでは、皆さんも「死霊のはらわた2」日本版の予告編を確認してみて!