2013年9月25日水曜日

ジョージ・パルのスウィート・パシフィック パペトゥーン!


最近Youtubeで、ジョージ・パルの制作した最後のパペトゥーンではないか?!というレア映像を発見!
題名は、"SWEET PACIFIC" スウィート・パシフィック!
"Mounds Candy Bars"というお菓子のCMらしいが、ちゃんと最初にジョージ・パル・パペトゥーンと表記されとりますよ。
この映像はオリジナル35mmネガからおこしたものらしく傷やホコリ等が無く、とてもキレイです。
お菓子会社の倉庫に眠っていたのでしょうか?
パペトゥーンとは、ジョージ・パルによって1932年に発明された「置き換え式人形アニメ」で、別名トータル・モデル・リプレイスメント・アニメーションといわれております。
(中子真治著:SFX映画の世代より)
最初の作品は、タバコのCMの為のものだったそうです。
アメリカで制作されたパペトゥーンは、パルさんがアメリカに来た1940年から1947年までしか制作されておらず、今まで僕らが最後の作品と思ってたのは「チューバのトビー」でしたが、調べてみると「Variety Girl 」という作品がありました。
しかし、このCM”スウィート・パシフィック”は、1950年後期の物らしいので、これが最後のパペトゥーンでは!?との話になっております。
でも、その頃パルさんは、実写の長編映画に移行しており、パペトゥーン制作の為のスタジオを、まだ所有していたのでしょうか?
1940年代後期なのでは?謎です。
アメリカで、モデル・アニメーターデビッド・アレンのアシスタントであったクリスに連れられパペトゥーンの撮影所跡に行った事がある。
今では、もう別の方が借りていて撮影所ではなくなっているが、そのスタジオの前に立った時、なんだか歴史を感じてしまったのを覚えております。
では皆さんもYoutubeから最後のパペトゥーン"SWEET PACIFIC"スウィート・パシフィックを確認してみて!

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