2009年10月15日木曜日

X線の眼を持つ男・レイ・ミランド!

レイ・ミランド主演作特集最終回は、傑作「X線の眼を持つ男」!

原題:「THE MAN WITH THE X RAY EYES」
1963年・オライオン映画 80分
制作・監督:ロジャー・コーマン
脚本ロバート・ティロン、レイ・ラッセル
原作:レイ・ラッセル
製作総指揮:ジェームズ・H・ニコルソン、サミュエル・Z・アーコフ
音楽:レス・バクスター
出演:レイ・ミランド、ダイアナ・ヴァン・デェア・ヴリス、ハロルド・J・ストーン、タリア・コッポラ(現シャイア)

 この映画、ロジャー・コーマンの製作・監督というだけで、SF&ホラー映画ファンには何の説明も要さないかもしれない。 サービス満点の通俗性、奇想天外なストーリー、そしてちょっぴり漂わせたいかがわしさー娯楽映画に徹し、マイナーであることを自ら楽しんでいるような彼の魅力は、この映画でもたっぷりと味わえる。 日本ではTV公開のみだったので、一応ストーリーを紹介しておくとー。ジェームズ・ザビア博士は、人間の視力を高める薬を開発し、自らが実験台となる。 初めのうちは、やや物が透けて見える程度だったのが、徐々に作用が強くなってくる。 しかも薬には麻薬のような禁断症状があった! 忠告する友人を殺害し、いろいろな所を逃げ回るうち、さらに作用は強くなり、やがて破局へ・・・。 主演は「性本能と原爆線」(1963)など、SF映画の監督作もあるレイ・ミランド。 撮影フロイド・クロスビー、美術ダニエル・ハラーは、SF映画ファンにはおなじみの顔ぶれだろう。 (CICビクター:ビデジャケより)

自ら実験台になるあたりから、ザビア博士の変態性が浮き彫りになっとりますな。 パーティー会場では女性の裸を透視してニヤニヤするなんて、「ドリフ大爆笑」ネタ。(笑) しかし、後半X線の眼はどんどん不本意にエスカレートし、カーチェイス?!したりと大変なことに。 まだまだ現役のロジャー・コーマン監督ですが、こないだ「デス・レース2000年」のリメイク版「デス・レース」では、プロデューサーを努めてるということで劇場へ足を運んでしまいました。が、いまいちでした。(トホホ) ジョン・カーペンター監督にリメイクしてほしいなぁ~。
トンデモ要素をブチ込んだX線、あなたもYoutubeから楽しんでみて!
http://www.youtube.com/watch?v=eg6L3VGrKRk

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